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SVシーズン9最終7位 2171 Wイダイスタンダード 【ポケモンSV】

アローラ!好きな構築ビルダーはじるぽけ、好きな配信者はがちゃぼん、憧れのプレイヤーはhabanのあさみです!

今回はS9シングル最終7位を達成できた構築を紹介します!

構築経緯で長く語りたい気分なので興味のない方は個体解説まで飛ばして大丈夫です。

 

 

 



 

 

採用順と構築経緯

レギュレーションDで勝つにあたってサイクルを回すには、パオジアンに2度零度を撃たせない為にスカーフとんぼがえりを採用し、加えてスイーパーとしてテツノツツミを採用するのがベターだが、スカーフ持ちはパオジアンと同居しているディンルーに明確に弱く選出択の解消が難しい。また、ヘイラッシャ+チョッキ持ちのようなサイクルミラーで回答を持たせることも選出枠的に難しく、早々にサイクルを回すことを諦めた。

消去法的に対面構築を使うことに決めた為軸となるタスキ枠を模索したところ、イダイトウがテラスを切らずに多くのポケモンに殴り勝つことができ、ラス1の詰め筋として非常に強力だと感じた為、軸として採用することにした。

イダイトウがテラスを必要としない為、初手テラスして強力な対面性能を持ち役割破壊を狙えるポケモンとして珠両刀カイリューを採用。次に2体目で選出してある程度の行動保証を持つ事が出来、イダイトウが苦手なラス1カイリューしんそくを無視して確実に削りを入れることができる耐久振りメガネハバタクカミを採用した。

カイリューを初手に出す場合にネックとなるのがパオジアンとハバタクカミで、この2体を初手に選出させない方向性で考え、チョッキにどげりブリザポス、オオニューラ、相手視点はタスキに見えるルカリオなどの候補を採用して回したが、選出誘導の効果を体感できず初手パオジアンを100回選出されたためこの方向性は没となった。

この方向性で対戦した際の気づきとして、当初はカイリューにけたぐりを採用することで初手ディンルーに対してもアドバンテージを取れると考えていたが、実際に回してみるとステロを必ず展開されるのがネックとなりイダイトウのタスキを強力に使うことができない試合が目立った。

その為噛み合う確率を上げるために、選出画面でディンルーに強烈な圧をかけることができ、相手にタスキの位置を誤認させやすいという理由でキノガッサを採用することにした。初手キノガッサに明確なひき先を用意する形で対策している構築は少なく、カイリューが対面したくないメガネハバタクカミやメガネテツノツツミの初手選出抑制が期待できるというのも採用の決め手となった。

型はここまでで大きく不利を取るキョジオーン入りに選出し、他と対面した際多くの不利対面を覆せるおんみつマントほのおテラバ型とした。

次に対面構築の枠を抜け出さない形で、カイリューパオジアン対面で引き先となるポケモンを用意しイージーウィンを狙う事ができないか考え、スカーフ耐久振りパオジアンであればつらら落としにあと投げからフェアリーテラバーストでアドバンテージが取れる可能性が高いと考えた。雑にテラスタルを切ったとしても裏がカイリューハバタクカミイダイトウの場合、テラスに依存せずに高いレベルでゲームを進めることができる為、本来一発芸になりがちなパオジアンのフェアリーテラスタルを強力に使うことができる。

ここまでで足りない要素として、カイリューパオジアンイダイトウという選出が刺さってない場合に相手の構築にパオジアンがいる場合の選出の選択肢がない点、ディンルー以外のガブリアス等のステロ撒き展開が透けてる構築に対しての回答が乏しい点、ドヒドイデ+ディンルーの並びにキノガッサとパオジアンの零度以外での崩しが望めない点があげられる。

そこでカイリュー以外の初手の候補としてパオジアンとステロ展開に大きく有利を取ることができ、ドヒドイデ+ディンルーの様なサイクルベースの並びにも大きな負荷をかけることが可能なAブーストこうそくスピン鋼テラスイダイナキバを採用して構築が完成した。

 

 

使用個体と個別解説

イダイトウ@きあいのタスキ

ラスタル:ノーマル

性格:陽気

特性:てきおうりょく

努力値:0-252-0-×-4-252

実数値:195-164-85-×-96-143

技構成:おはかまいり アクアブレイク アクアジェット こうそくいどう

ミラーと準速カイリュー準速サーフゴー意識で最速

 

本構築の軸となるタスキ枠。ステルスロックを撒かせずに数的有利ないしは同数で試合を進めた際に最も広い範囲に勝てると考えている。

上位層でもとても高く評価されていると感じるが、タスキ枠を初手に置けない点、構築の性質を対面に寄せ、ステルスロックの拒否を選出択を極力回避しながら行わないといけない点がネックとなるので、スタンダード気味な構築に入れるのは難しいのではないかと思う。

間違いなく強かったがメタ対象だった側面もあり、まもるディンルーのしっぺがえし採用や、後発ミミッキュ、タスキ悪ウーラオスを用意していた一定数のプレイヤーにかなり苦戦した。

似たような詰めが行えるタスキ枠だとウーラオスが比較対象になると思うが、火力以外にもおはかまいりが非接触な点が大きな差別化点だと感じる。

カイリュー@いのちのたま

ラスタル:ほのお

性格:冷静

特性:マルチスケイル

努力値:4-252-0-252-0-0

実数値:167-186-115-167-120-90

技構成:りゅうせいぐん だいもんじ しんそく アクアジェット

だいもんじでH4振りサーフゴーが乱数93.7パー

りゅうせいぐんしんそくでH振りカイリューが殆ど落ちる

 

パオジアンとメガネツツミを除けば非常に対面性能が高く、相手視点では見えない相性関係から役割破壊を狙っていく。採用率上位だとカイリュー、サーフゴー、ウーラオス、ヘイラッシャ、ハッサム相手はテラスを切らずに役割破壊を狙うことができる。

当初はけたぐりを採用していたが、撃ちたい相手がディンルーとヒードランのみだった為、イダイナキバの採用をきっかけにミミッキュやハバタクカミに有効なアクアジェットに変更した。

対面で1体倒せた場合は2体目にしんそくアクジェで削りを入れることでかなり有利に対戦を進めることができる。

通った試合は1ターンで試合を決めることが多く、選出した試合のレート収支は本構築の中でもかなり高い。

ハバタクカミ@こだわりメガネ

ラスタル:フェアリー

性格:控え目

特性:こだいかっせい

努力値:228-0-164-36-4-76

実数値:159-54-96-176-156-165

技構成:ムーンフォース シャドーボール 10万ボルト ドレインキッス

ようきタスキパオジアンのつららおとしをドレインキッス回復込みで2耐え

 

かなり耐久に厚く努力値を割いたメガネカミ。ここまで耐久に振ることでカイリュー、パオジアン、テツノツツミ、ハバタクカミなどに対してほぼ確実に動くことができる為、初手でアドバンテージを取れた時にそのまま勝利に結びつけやすい。

個人的に対面的に使用するハバタクカミの型は耐久振りメガネかCSブーストふういんだと思っており、今回はハバタクカミミラーよりも対カイリューを重く見てメガネで採用した。

調整にも書いているがドレインキッスを持つ事で怯まない前提にはなるがタスキパオジアンに対面で勝つことができる。

他に撃つ場面は殆どなかったが、再戦のタスキテツノツツミとマッチングした際は他に対抗手段がなかった為、初手1点読みでドレインキッスを押してイージーウィンすることができた。

 

 

 

パオジアン@こだわりスカーフ

ラスタル:フェアリー

性格:意地っ張り

特性:わざわいのつるぎ

努力値:236-236-4-0-4-28

実数値:185-187-101-99-86-159

技構成:つららおとし かみくだく テラバースト ぜったいれいど

ようきパオジアンのつららおとし+テラバースト+ふいうち確定耐え

 

カイリューがパオジアンとテツノツツミと初手で対面した際に引き先として選出する為の型。構築経緯でも書いたが、役割対象が基本的にパオジアンな為選出した際はこのポケモンでテラスタルを切るケースが多い。ぜったいれいどはドヒドディンルーの様な受けサイクル後述するイダイナキバで選出択をしたくないときに確率ひっかけをする為に採用していたが、1試合しか押さなかった上にテラスを切っていたせいで4.5回外して負けたのでアホかもしれない。

イダイナキバ@ブーストエナジー

ラスタル:はがね

性格:いじっぱり

特性:こだいかっせい

努力値:4-252-4-0-4-244

実数値:191‐201-152-×‐74-138

技構成:じしん インファイト アイアンヘッド こうそくスピン

S+1で最速ツツミ抜き 

こうそくスピン+インファイトでH振りウーラオスがだいたい落ちる

 

イダイナキバはウーラオスに強くなる水テラスか、ハバタクカミに強くなる鋼テラスの選択だが、今回は初手でハバタクカミに必ず居座る必要があった為、鋼テラスでの採用。パオジアン対面ではほぼ確実につらら落としを押されるが、この構築の性質上動いたらほぼ勝ちで怯んだらほぼ負けなので割り切ってプレイした。

型として特筆すべき点はないが、この構築のピースとしてはかなりマッチしていて替えの効かない存在だった。

キノガッサ@おんみつマント

ラスタル:ほのお

性格:いじっぱり

特性:テクニシャン

努力値:252-236-0-×-0-20

実数値:167-198-100-×-80-93

技構成:タネマでんそん マッハパンチ つるぎのまい テラバースト

 

キョジオーンを選出されなかったのがVSたなけーの1戦ともう1試合あったかないかでほぼ選出されたので出した試合は簡単に勝つことができた。

選出圧力はトップクラスだが、キョジオーン以外には出せない崩し枠になってしまったのでこの枠はもう少し検討できたかもしれない。

多分たなけーに負けてなかったらこんなことは思わなかったしキノガッサ最高のポケモンって言ってたと思う。

 

 

選出パターン

カイリュー パオジアン イダイトウ

カイリュー ハバタクカミ イダイトウ

VSbig6  イダイナキバ ハバタクカミ イダイトウ

 崩しが必要な構築相手はイダイナキバで崩すかキノガッサを選出するかぜったいれいどを押すか検討。

 

あとがき

久しぶりに勝てたことでエアプ7世代大好きおじさんを脱却できてよかったです!

対戦自体が楽しいわけではないので今後もコンスタントに潜るかと言われると怪しいのですが、またいい感じの構築を組むことができれば1位目指して潜ってみようかなと思います。

対戦は好きじゃないですが語りは大好きなのでこれからもたくさん語っていくのでよろしくお願いします!

 

 specialthanks 

一緒に構築を組んでくれたあさなごリスナーのikena

最高の男ミウラケンジ