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ポケモンSVキャラランク12月6日

皆さんこんにちはasamiです。

SVランクマッチ解禁から4日経過し、かなり環境を把握することができたので
今回は私的なキャラランク解説をしていきたいと思います。

初めましての方向けに軽く自己紹介すると、主な実績として、
7世代S13で最終1位、8世代S1では2rom2300、最終10位達成があります。

今回のキャラランクは、
前回と同様に「対策必須度」と「今後の可能性」の2点を重視して作成しました。

同ランク内での左右差は基本的にありませんが、
明らかに強いというポケモンについては解説の際に言及していこうと思います。

前回解説した内容と被る点も多々あると思いますがご了承ください。

また、動画でも解説しているのでこちらもご覧いただけると嬉しいです!

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それでは早速!こちらが今回のキャラランク表となっています!

Soldier Tier List|キャラランクメーカー for ポケモン ソード・シールド

ポケソルさんのキャラランクメーカを使わせていただきましたありがとうございます!

 

 

※以下常体。

Sランク

ドラパルト

主な型:鉢巻竜テラス、眼鏡竜 or 霊テラス、珠竜舞鋼or霊テラス

 

前回のキャラランクでは期待値込みでSランクに置かれていたドラパルトが、今回は環境から悪タイプの準伝説、テツノツツミ、ハバタクカミが消えたことによって、正真正銘のSランクに。本来の力を取り戻し、名実共に最強のポケモンとなった。

特筆すべき強みは、環境の素早さの頂点に立っている点と圧倒的な型の多さが故に対応が難しい点。

環境の素早さの頂点に立つという事は、自身が持ち物の優先権を握っているという事を意味しており、他のポケモンがスカーフの所持を強要される中で、他の持ち物を持つ権利を与えられている事から、相手がこのポケモンと対面した際に、様々な型を考慮しなければならなくなる、という事である。

具体的に対処の難しさの例を挙げると、対面性能が高いと言われる襷持ちポケモンの殆どが鉢巻ドラゴンアローで貫通されてしまったり、受ける形でこのポケモンを対策しようとすると、物理と特殊に対応することができなかったり、テラバースト鋼でフェアリーへの役割破壊をされたり、殴る形で対策しようとするととんぼがえりで逃げられたり、鬼火が飛んできたり纏われつかれたり…と、全ての型を考慮すると全対応はほぼ不可能と言って差し支えないだろう。

唯一のウィークポイントとも言える攻撃の数値の低さも、テラスタルによって克服した結果、弱点という弱点が無くなった。

また、環境からディンルー、イーユイ、パオジアンが消えたことによって動きやすさが格段に上がっており、特にディンルーの消滅が、このポケモンを含む様々なアタッカーの一貫が作りやすくなった為に、それらの相対的な評価の向上に貢献している事は言うまでもないだろう。

その影響でドラゴンタイプのアタッカーが復権した中でも、基本的に全てのドラゴンに有利な点も高評価の一因。

勿論、特性はすりぬけとクリアボディどちらを取っても強力。特にすりぬけは、他での対策が現状難しいオーロンゲなどの壁展開に対して直接的な回答となり得る為、構築に足りない要素を埋めるのに一役買う事ができる。

ドラパルトの対策はオーロンゲがダントツでトップ。次点でカバルドンモロバレル等で様子見する、等が挙げられる。

今後環境がどのように動いていくとしても、必ずその中心に君臨し続けるこのポケモンは間違いなくSランク。

 

 

オーロンゲ

主な型:粘土両壁捨て台詞、襷アタッカー捨て台詞、しっぽトリック

 

前回のキャラランクでもSランクに置かれたこのポケモンは、準伝説の悪タイプに不利を取ることが多く、ソウルクラッシュを採用することを強制されていた為、期待値込みの過大評価が為されていた側面も否めない。

しかしながら、環境が変わった(=準伝説が消えた)事によって、技選択の自由度が大幅に向上し、捨て台詞が機能しない相手が減ってかなり動きやすくなった。

くどいようだが、捨て台詞の新規習得はこのポケモンにとって大幅な強化であり、元々有利不利がはっきりする性質上、不利なポケモンに対して仕事がなくなるターンに、捨て台詞を選択できるようになった事で、より有利にサイクルを回すことができるようになった。

環境的にドラパサザンガブ等のドラゴンが復権した為、フェアリー枠としての価値も上がっており、壁展開だけではなくより多くの構築に採用される(できる)可能性がある。

壁展開構築ではサーフゴー飛行炎という並びがメジャーで、必ず最終日付近もマッチングすると考えられる為、構築を組む際にはある程度解答を持てるようにするべきだろう。

昔からオーロンゲのA120一致不意打ちが好きで、個人的にかなり評価しているので、殴れる面を活かすことができる構築を組めれば、より構築の幅が広がってくると思う。

今はまだ壁展開がメジャーだが、これから色々な並びが開拓されていく可能性は非常に高い。将来性も加味して今回のキャラランクでもSランク。

 

 

サーフゴー

主な型:スカーフ鋼 or 霊テラス、眼鏡鋼 or 霊テラス、残飯悪巧み身代わり

 

前回のキャラランクでもSランクに置いたサーフゴーだが、環境の変化によって、天敵であるディンルーイーユイパオジアンが消えたことで、より最強に近づいた。

特にディンルーが消えた影響はとても大きく、サーフゴーに後投げできる特殊受けの選択肢がほぼ無くなってしまった為、攻撃面の性能は環境トップクラス。

翻って、他にも評価を上げたガブリアスサザンドラが増加したことにより、イーユイとテツノドクガがいなくなった事を差し引いても、防御面の性能はトントンかな、といった印象。

本質的には、ゴースト鋼という最強のタイプと歴代NO.1レベルのぶっ壊れ特性を持った9世代新ポケモンの象徴。

変化技を全て無効化するぶっ壊れ特性は、モロバレルキノガッサの胞子の一貫を切ることができたり欠伸や電磁波の展開を防いだりすることもできる。

また、吹き飛ばしや呪いも効かない為、バトンパや展開構築のエース適性も非常に高い。

専用技のゴールドラッシュは威力120命中100の鋼技でCが1段階下がるという破格の性能。サブウェポンもマジカルシャイン、気合玉、サイコショック、パワージェムと現環境では困ることがない。

加えて悪巧みと自己再生を覚える為、壁展開や電磁波展開のエース、サイクル性能も申し分ない。

拘り型はトリックを採用できる点が強く、過去作でトリックが入らないメガ、Z、ダイマックス等の要素が無くなった為、必然的に価値が高くなった今作のトリックを遂行できる点は高評価。

サーフゴー受けとして現環境で使われているのはハピナス、ドドゲザン、ドオーあたりだが、ハピナスは投げつけるを持っていない場合はトリック悪巧み型、ドドゲザンは気合玉、ドオーは眼鏡ゴールドラッシュが受からない為、どれも確実な回答とは言えない点もサーフゴーを受ける難しさを物語っている。

その為、基本的にはサーフゴーより早く、且つ裏にも負荷がかかりやすいポケモンで殴って倒すのが主な対処方法で、現環境だとガブリアスサザンドラ、マスカーニャウルガモス等がこれらに該当する。

展開や搦め手を簡単に防げるという要素を1枠で汎用性を損なわずに採用できるという要素をかなり高く評価してSランク。

 

 

キョジオーン

 

主な型:鉄壁ボディプレス、守る搭載型、地割れ搭載型

前回のキャラランクではBランクに置いたキョジオーンだが、その後メキメキと頭角を表し、あっという間に評価を上げて今回Sランクまで食い込んだ。

高い数値と専用特性「きよめのしお」が強いことは理解していたが、「しおづけ」が予想以上に強く、ここまでテラスタル適正が高いとは思っていなかった。

専用特性のきよめのしおは全ての状態異常を無効化し、ゴースト技の威力を半減するという効果で、サーフゴー程ではないものの搦め手に非常に強く、ミミッキュやドラパルトのゴースト技も効かない強特性。

しおづけは岩タイプ威力40で毎ターン相手に8分の1、水と鋼には4分の1のダメージを与える技で交代するまで効果が継続する専用技。

攻撃技になったかわりに回復しなくなった宿木の種のような技で、身代わり以外で防ぐことのできない定数ダメージソースとしてぶっ壊れた性能を有している。

これを、高種族値、強特性、そしてナットレイテッカグヤとは違って高速再生技持ちが行っているのがシンプルにとても強い。

型も物理受けクッションとしてステロ+しおづけで削っていく型、HD振りで対特殊不利対面をテラスタルで覆し、鉄壁を積む事でそのまま裏まで3タテを狙う型、そして飛行、ゴースト、鋼、水など各種テラスタルと的を絞りきれないくらいには多い。

今後の可能性も大いに高いとは思うが、簡単に詰んでしまう点から現時点での対策必須度を高く評価してSランク。

 

Aランク

カイリュー

 

主な型:鉢巻ノーマルテラス、厚底ブーツ竜舞ノーマル or 鋼テラス

 

前回同様Aランクだが、Aランクの中でもかなり高く評価しているポケモン

自分自身使用してみて、鉢巻ノーマルテラスタルの性能がかなり高かった為、評価が上がった。

環境の変化であまり得をしたポケモンでは無いが、元々個体数が多くなかった鉢巻ノーマルテラスタルが想像以上に強かった。

龍舞型は、完成された型や構築がまだ確立されていない印象であり、今後の開拓次第。

浮いている高スペックポケモンである事から、構築を組む際に欲しい要素を満たしやすい為、今後も様々な構築で使われるだろう。

今後このポケモンが増えるようであれば、神速の一貫を作らせない為にゴーストタイプやゴーストテラスタルを仕込む構築が増えてくるかもしれない。

 

 

ガブリアス

 

主な型:スカーフ地面テラス、襷ステロ or 剣舞、鉢巻地面テラス

 

前回同様Aランクで、パオジアンやテツノツツミの増加傾向とディンルーの存在によって行動制限が厳しく、徐々に評価が落ちる…筈だったポケモン。しかしながらそれらのポケモンが消えた事によって、動きやすさが格段に上がり、現環境ではAランクの中でも評価は高め。

環境の変化によって、浮いているポケモンカイリューサザンドラ、アーマーガアなど)の評価が相対的に上がった影響で、地面の一貫という意味では若干逆風だが、それでも優秀なSラインと貴重な地面タイプ、ステロ持ちの中でも高スペック、型が豊富と、強い要素がたくさん揃っている。

ドラパルトが環境の中心である為、軸にするのであればスカーフが最も選出しやすいが、剣舞型の崩し性能や襷ステロ型も無難に強く、今後色々な構築が組まれるはず。

タイプ一致テラスタルが基本的には強いものの、鋼テラスタルや崩しの炎テラスタルにも稀に遭遇する。

 

 

サザンドラ

 

主な型:スカーフ鋼 or 悪テラス、眼鏡鋼 or 悪テラス、残飯身代わり毒テラス

 

前回同様Aランクに置いたが、ガブリアスと同様に動きづらさを感じており評価が下がっていく筈だった。こちらも環境が変わった事で復権、息を吹き返している。

サザンドラより早いアタッカーやディンルーなどの苦手なポケモンが消えた事で、上から高火力を押し付けるサザンドラ本来の強みが発揮しやすくなり、貴重な特殊アタッカーであることも相まってAランクの中でも高く評価している。

現環境で多い持ち物は眼鏡やスカーフであり、どちらの型も鋼テラスタルによって不利対面を覆し、突っ込む事ができる為、非常に強い。

個人的にサザンドラの鋼テラスタルは自由度も性能も申し分ないと感じており、「強いテラスタルランキング」でもかなり上位に入るポケモンであると思う。

今はまだあまり見かけないが、ここまで評価が上がってきたとなると、挑発サザンやステロサザンに遭遇する日もそう遠くない。

ウィークポイントと言えるかどうか定かではないが、VSウルガモスは相当きつい為、サザンドラ入りの構築を組む際にはケアが利くように気を付けたい。

カイリューガブリアスサザンドラの3体が、Aランクの中で特に高く評価しているポケモン

 

 

 

ミミッキュ

 

主な型:珠剣舞霊テラス、呪い痛み分け身代わり、スカーフトリック鬼火

 

前回同様Aランクに置いたが、こちらは環境変化の影響をあまり受けていない為、評価そのものの内容はあまり変わっていない。

個人的な見解ではあるが、最もメジャーな型である剣舞ミミッキュは、テラスタルを切ることを前提とした運用でなければ強く使うことは難しく、非常にピーキーな性能をしていると思う。(他のポケモンにテラス権を切れない選出を強要される。)

翻って、対面構築を組む際には採用したいポケモンの1体である事もまた事実。

ミミッキュの珠剣舞ゴーストテラバーストの威力が7世代の剣舞ゴーストZとほぼ同じ火力なので、テラスタル前提であれば7世代のゴーストZミミッキュと似た感覚で使うことができる。

尚、キョジオーンやヘイラッシャの増加により、「呪い」の価値が上がった為、現環境では呪い痛み分けミミッキュも使用されるようになった事は純粋な評価点。

 

 

 

キノガッサ

 

主な型:襷胞子3W、襷胞子切りフルアタ、ポイヒ身代わり

 

前回同様Aランクに置いたが、前回はAランクの中でもかなり高めの評価だったものが今回の評価は若干下がりめ。

これは、環境の変化によって、有利を取れていたディンルー、イーユイ、パオジアンが消えた事で、相対的に評価が落ちた形。

実際の対戦環境でも採用率はかなり減ったように感じている。

本質的には、相手に使われる際に選出画面に居るだけで対策を迫られ、極端な選出択を発生させやすいポケモン

汎用性を保ちながら対策をするのが極めて難しく、現時点ではモロバレルかサーフゴー、もしくは汎用性を落として防塵ゴーグルを持たせるのがメジャーな対策となっている。

やることが分かりやすく、相手視点からも分かり切っている為、今後評価が上がることはないと思うが、今後も構築を組む際の大きな壁になり続けるはず。

受けループ系統が若干増加傾向にある為、ポイヒガッサの採用は若干増えてくるかもしれない。

 

 

 

コノヨザル

 

主な型:残飯ビルドレ挑発憤怒、スカーフいのちがけ

 

恐らく今回のキャラランク1番の出世頭。

元々対戦シュミレーションサイトの環境では一定数存在していたが、それを自身が認知したのも前回のキャラランク作成後。

数値や専用技「憤怒のこぶし」の強さは当たり前として、このポケモンの凄さはゴースト格闘という技範囲と技スペースの圧縮にある。

専用技「憤怒のこぶし」は威力50のゴースト技で相手から攻撃を受ける度に威力が50上昇する。

一度受けるだけで威力100なので高水準のゴースト技であるだけでなく、受け系統の構築相手には挑発か身代わりと併せてかなり有利に立ち回ることもできる。

本来このような型のポケモンは「積み技回復技挑発or身代わり1W」のような形で技範囲不足に陥る事が非常に多い。(例えばアクロバット1Wトドロクツキや羽竜舞神速地震2Wカイリューがこれに該当する。)

ただしコノヨザルはタイプ一致ドレインパンチを回復ソースとして採用できる為、技スペースを圧縮する事に成功した上、技範囲が格闘ゴーストなので、受けが成立しない(不可能)。さらにゴースト技の性能がありえないくらい高いので、所謂こういう系統のポケモンの中でも非常に評価が高い。

特性やる気によりキノガッサカバルドン耐性もある程度備えており、サーフゴーよりも早い為、特殊方面もウルガモスサザンドラ以外はあまり苦にならず、キョジオーンに強い点も非常に評価が高い。

今後採用数も対策も増えてくるであろう、まさに今旬のポケモンの1体。

そうなってくるとスカーフいのちがけ型もより評価を上げてくるだろう。

 

 

マスカーニャ

 

主な型:襷3ウェポン挑発、変幻スカーフトリック、変幻鉢巻トリック

 

前回はBランクに置いたが、環境の変化によって評価が上がり、今回はめでたくAランク入り。

御多分に漏れず、準伝説の悪タイプや叩き落とすの通らないパラドックスポケモンが消えたことで、現環境では動きやすさが格段に上がっている。

タイプ一致叩き落とすは勿論の事、不意打ち、トリックフラワー、挑発、蜻蛉返り、毒菱撒菱、トリックと、覚える技は便利なものがたくさん揃っている為、器用な立ち回りが可能。

前回は襷がメインになってくると予想したが、ポケモン自体の通りが良くなった為、トリックや変幻自在蜻蛉返りを活かした鉢巻型やスカーフ型も個体数を増やすはず。

現環境だとコノヨザルのビルドアップを上から急所で貫通できる唯一無二の存在。

 

 

ウルガモス

 

主な型:襷蝶舞3ウェポン、スカーフとんぼ搭載型、鬼火日差し蝶舞

 

前回はCランクに置いたが、環境の変化によってイーユイとテツノドクガが消えたことにより、炎アタッカー筆頭候補として必然的にAランク入りを果たす事に。

シンプルなアタッカー型は襷を持たせる事でかなり採用しやすくなり、元々弱点であった技範囲の狭さや耐性も、テラスタルに依存する事である程度克服できる為、総合的にみてかなり選出しやすく、また使用しやすい。

オーロンゲの項で触れた壁展開の並びに採用されることが多く、壁下のウルガモスは物理でも生半可な火力では突破できず、シンプルに強い。

他にもミミッキュの皮やカイリューのマルチスケイルを潰せるスカーフとんぼ型や自分より遅い物理を機能停止させる鬼火日差し型も一定数存在し、対処が難しい。

古来から存在する対策として、カイリューミミッキュマリルリ等の先制技で縛る方法がメジャーだが、今作ではテラスタルによって安定しない場合もある。

その点、ドオーやハピナスはかなり安定して対処できるが、構築に上手く組み込む事ができるかは今後次第。

 

 

 

ロトム

 

主な型:スカーフトリック鬼火、眼鏡トリック妖テラス、身代わり悪巧み型

 

前回はAランクに置いたが、環境の変化に伴うドラゴンの復権によって、多少動きづらくなった為、少し評価が落ちている。

それでも浮いている水タイプで特殊アタッカー且つトリック持ちという要素は代替ができないものである為、今回もAランクとしている。

器用貧乏という言葉がよく似合うポケモンで、要素としては強く、なんでもこなす事ができるはずだが、絶妙に数値が足りない事は言うまでもない。

選出に組み込む事でキョジオーン、ラウドボーン、ヘイラッシャの様なポケモンで詰まなくなる点はかなりの高評価ポイント。

評価に直接的な影響がある訳ではないが、環境的にドラゴンが強い関係でフェアリーテラスタルロトムが増えてきている事もここで触れておきたい。

初手対面でフェアリーテラスタルを切るのが、一試合を通して強い行動かどうかは怪しいものの、ドラゴン側は確実に居座ってくる対面なので、有利不利を覆して1体持っていけるというのは相当強い。

 

 

アーマーガア

 

主な型:ゴツメとんぼ挑発羽、オボン鉄壁ボディプレ、ゴーグルとんぼ挑発羽

 

前回はDランクに置いたが、その後徐々に評価が上がり、環境の変化で天敵のイーユイとテツノドクガが消え、更に物理偏重環境に拍車がかかった結果、Aランクまで評価が釣り上がった。

特に、メジャーな物理のガブ、ガッサ、ミミッキュカイリューにある程度安定して勝てる点は他のポケモンにはない強みであり、とんぼがえりも覚える為、有利対面からであれば苦手なサーフゴーやロトムバックをケアして対面操作ができる点も評価に値する。

但し、とんぼがえりがあるとはいえ、炎と電気に極端に弱いことには変わらない為、使用する際には裏でケアできる様なサイクルの中で使ってあげたい。

ロトム程度ならなんとかなる事も多いが、環境に徐々に増えてきているジバコイルが今後も数を増やすようであれば少し厳しくなってくるだろう。

 

カバルドン

 

主な型:HDオボンステロ、HBオボンステロ、HBゴツメ怠ける

 

前回はAランクに置いたが、環境変化後も評価はあまり変わらず、今回もAランク。

正直ディンルーに完全に席を奪われていた為、ディンルーがいなくなった事で環境に溢れかえる…かと思いきや意外と使用率は低め。

過去に天敵であったカプ・レヒレをはじめとする高火力水アタッカーが今作は少ない為、テラスタル非考慮であれば非常に動きやすい環境。

本来のクッション展開性能に加えて、フワライドバトンや壁展開の解答になりやすい点、他での対策が難しい事も加味した上で、性能的にはかなり高評価。

しかしながら、風船サーフゴー、飛行テラス身代わり、ラムのみ等、ガンメタを張られる側のポケモンではある為、そのような負け筋は常に付き纏うだろう。

 

ラウドボーン

 

主な型:HB鬼火 or 欠伸、HD鬼火、怠ける3Wアタッカー

 

前回はDランクに置いたが、今回は大幅に評価を上げてAランクに。

前回、流石に過小評価だった感は否めないが、ディンルーが消えた事、イーユイとテツノドクガという強い炎タイプが消えた事で必然的に炎タイプとしての価値が上がった事が飛躍の大きな要因。

天然回復技持ちの中では頭一つ抜けた数値を誇る上、鬼火を覚える事から、HBであれば多くの物理を詰ませることができる。

専用技のフレアソングは威力80命中100炎技でCが1段階上昇する音技で、炎の舞の完全上位互換のような性能。

この技があることで自身が積みアタッカーになれる為、相手側も受ける選択肢を容易に取れなくなる。

ここまでの要素だと完全無欠の新世代要塞化ポケモンだが、実際に使用すると初期タイプの炎ゴーストの防御面の脆さから、テラスタルができない1サイクル目を安全に回す事ができない為、選出が纏まりづらいといった事象が頻発する。

これらの問題点と刺さった時の圧倒的詰ませ性能のバランスを取ってAランク。

 

 

Bランク

ロトム

イーユイとテツノドクガが消えた事で炎アタッカーとしての価値が上がり、ドラゴンが復権した事で少し動きづらくなった。

アーマーガア、ドドゲザン、ジバコイルなど鋼タイプを見る機会が増えてきたのでもう少し評価が上がってくるかも。

 


ニンフィア

高火力特殊ポケモンが少ないので特殊アタッカーとしてキョジオーンやヘイラッシャに強く出れるのは現環境での強み。

また身代わり瞑想ショックで受けループにも強く出る事ができる点も優秀。

炎テラスタル型は有利不利を反転させる為無難に強い。

 


ボーマンダ

このポケモンガブリアスサザンドラと同じくテツノツツミとパオジアンがいなくなった事で動きやすくなった。

技範囲と特性の観点からカイリューよりは対面性能で劣る為、採用するとしたらサイクルを重視した構築、もしくは積み展開のエースとして採用したい。

ダブルウイングで襷持ちを貫通できるのはカイリューにはない強み。

 

セグレイブ

カタログスペックはそこまで強くないはずなのに使われるとテラスタルから1.5体持っていかれる謎のポケモン

正直意味がわからないが強いて言うのであれば礫がある事でドラゴン対面の優先権をある程度握っているのかなと思う。

 


ハッサム

イーユイとテツノドクガが消えた事で動きやすくなったが、同時に有利だったパオジアンとディンルーも消えた事であまり評価は動いていない。

鉢巻は打ち分けできず困る場面が多く、今最も強い型は打ち分けができる珠鋼テラスタルである印象。

鋼以外のテラスタルによる今後の発展にも期待したい。

 


マリルリ

準伝説の悪タイプにとても強かった為、役割対象がいなくなったと思ったがドラゴンの復権により新たな役割対象を見つけ、評価が上がってBランクに。

特にサザンドラとセグレイブは対面有利を取れるポケモンが少なく、格闘打点も一貫しやすいので貴重な存在となっている。

現状は太鼓マリルリよりもチョッキマリルリの方が目立っている。

 

 


ドドゲザン

サーフゴーに役割を持てるポケモンが減った為、サーフゴー対策として相対的に評価が上がったポケモン

サーフゴーだけではなく格闘や炎打点のないサザンドラ、ドラパルト、ミミッキュにも強く数値も高い為、今熱いポケモンの1体。

スペックは高いので、型や並びの開拓次第では今後使用率が上がってくる可能性を秘めている。

 


ウインディ

イーユイとテツノドクガが消えたことで炎タイプとしての価値が高まったが、やはり復権したドラゴンに弱いのはネック。

採用率が低くまだ開拓されていないポケモンだが、今後カイリューのように鉢巻ノーマルテラスタルをしたり、テラスタルで鬼火日差しウインディが耐性を変えて詰ませる型が使われると思う。

 

 

 

モロバレル

サーフゴーを対処できるポケモンが大幅に減った為、モロバレルと組めるポケモンが減ったのはかなりの痛手。

どうしてもサーフゴーに隙を見せたくない場合はじだんだを採用する事になるが、モロバレル本来の性能を落としてしまう事になる。

ミミガッサに勝てる点や後攻胞子再生力など、オンリーワンの性能は評価しているが少し評価を落としてBランク。

 


ドオー

準伝説が消えた事でサーフゴーを対処できるポケモンが減り相対的に評価が上がった。

まだあまり採用はされていないが、特殊受けクッション兼展開として今後受けループ以外の構築でも採用される可能性があると思っている。

個人的には対処の難しいラウドボーンの解答になるところも高く評価している。

 


トリトドン

地面タイプ候補その4。

他の地面タイプ候補よりも明確にロトムに強い点は高評価。

ステルスロックを習得し出来ることが増えたのはいいがサーフゴー意識で大地の力を強制されていることも技スペースが致命的に足りない。

裏と合わせて上手く対応できるか今後に期待。

 


ヘイラッシャ

天然で数値がやばいが回復技を覚えない魚。

性能を例えると8世代の残飯カビゴンとかなり似ているポケモン

半端な物理では突破できず暇なターンには地割れをうってくる為、選出段階で対策必須。

上位プレイヤーはこういうポケモンで詰まないように対処するのが上手い為、ランクマが進むにつれ評価は落ちてくると予想。

 

 


ジバコイル

ランクCに置いていたが、本記事を作成する過程でたくさんのジバコイルに負けたことから評価を上げた。

地面の一貫を切っていない構築やチョッキを持たせた場合はサーフゴーに強く構築に足りない要素をいい感じに補ってくれる。

ラスタルとも相性がよく4倍弱点を消した場合多くの有利不利がひっくり返るのでかなり強いテラスタルの切り方ができる。

特性も一長一短でどれも強いので今後の開拓に期待。

 

 


Cランク

 


ギャラドス

浮いてる挑発持ちなので受けには強い。

Sラインが微妙な為純粋な殴り合いは相当弱い。

 


パルシェン

環境の変化の影響はあまりないがパルシェン自体の評価が自分の中で落ちた為Cランク。

対戦相手がぱっと見パルシェンを意識した選出をせず、テラスタルパルシェンを対策してくる対戦が余りにも多い為、対面的な選出になりがちなパルシェンにとっては致命的なディスアドバンテージが生まれることが多い。

そこを克服できる何かを見つける事ができればスペックは高いだけに化けるかもしれない。

 


オリーヴァ

対戦していて凄い可能性を感じるポケモン

グラスフィールド、残飯、宿木、力を吸い取るにより回復力が高く思ってる以上に倒せない。

火力も高い為型の読み間違いをすると崩壊しかねない強さを持っている。

ノーマルタイプがある事でゴーストが一貫しないのが要素としてかなり評価高め。

 


ハピナス

投げつけるハピナスが一定数出てきたせいでトリックによる崩しが難しくなった。

そのため受けループ対策に頭を抱えている。

 


ユキノオー

あられダメージが無くなったことで以前の様な対面性能は無くなったもののオーロラベールと宿木の種が強く新たな道を開き始めた。

現状オーロラベールがオンリーワンな性能の為可能性も込みで高く評価。

 


スコヴィランオニゴーリ

むらっけ一族。

半端なサイクルは崩せる上にテラバーストの使用上、上がった能力で物理か特殊か決まるため運次第だが両対応できる。

 

 


Dランク

 


キラフロル

元々厳しかったがどくびしを刺したい相手が減ってしまい更に厳しくなった。

好きなポケモンだけに残念。

 


フワライド

小さくなるバトン専用機。

対策をしていないと理不尽な負け方をする為対策推奨。

対策しなくてもある程度の確率で勝つことはできるが精神衛生上よろしくない世界の悪。

 


デカヌチャン

技とタイプは優秀だが数値が足りなかった悲しきポケモン

デカハンマー意外にも、叩き落とす、猫騙し、剣舞、アンコール、ステロ等を覚える為かなり器用な動きが可能。

シャンデラ使いが使っているため今後評価が上がる可能性も3%くらいあるかもしれない。

 

 

 

ペリッパーコータスバンギラス

天候パにはまだ開拓次第で可能性があると思っている為一括してDランクに。

どのポケモンも単体では現環境で性能はイマイチな為天候パ前提で構築を組みたい。

 


オノノクス

ラスタルすればもしかしたらセグレイブより強いんじゃないかと最近思い始めているポケモン。氷のつぶてがない以外はやることはセグレイブと一緒でミミッキュまで貫通できるので個人的に期待大なポケモン

 

 

あとがき

以上でキャラランク解説は終わりとなります。

少しでも参考になったり面白く読んでいただけていたらうれしいです!

実際にキャラランクを作ってみるのも楽しいので是非皆さんもキャラランクを作ってみてください!

今後もツイッターyoutubeポケモンSVに関する情報発信やランクマ配信をやっていくのでもしよければch登録とtwitterのフォローよろしくお願いします!

 

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